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BAZRAと山岡家とパッション

15年前に知ったBAZRAというバンドのライブを

念願かなって初めて観たら大変すばらしかったいうのと、

帰りに食べた山岡家がとてつもなく美味しかった。

という。お話。です。

 

上記3行でこの文章の説明の10割は終わってますので地獄を見たい方は下記どうぞ。

夜中の4時に何書いてんだ俺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そらね、15年前っつったら高校三年生ですわ。思春期真っ盛り。

 

ニキビも出まくりで鼻パックバンバンやって。

やれムースが良いだの結局はワックスだとか、ピアスの穴の大きさはゼロだ!とか

(ちなみに私は注射とかですら発狂するほど嫌いなので、人体に穴開けるとか信じられない。

バンジージャンプ飛ぶ方がよっぽど好き)

そういう若いパッションの行き所に困って、後々自分の写真見て、

うひゃあ~~若かりし~~自分若かりしぃ~~!って悶えるワケですわ。

 

そんな若かりしパッション溢れまくりのセブンティーン。

私は同級生の中で1番バンドという世界に近かった藤井くんの友達づてで、

BAZRAというバンドの音源を借りて聞いたワケですね。

 

当時通っていた室蘭工業高校には1つ上のクラスの先輩がThe SANYONSというバンドを組んでいて、親の影響で元々ブルーハーツとかが大好きだった私は、もう先輩たちのバンドにドハマりしまして。

 

やれスキニーだのラバーソールだの、ドクターマーチンは高いからKERAの通販の安ぅいやつで我慢するだの、鋲ジャンマジ欲しいよね~とかTシャツはXSよね~だとかのたまってたワケです。若かりしぃ~!ちなみに今でもそういうファッションは好きです。私が着れないだけでぶ。

 

その延長っつったらアレですけど、じゃじゃじゃあ北海道には他にもやべーバンドっているはずっすよね!?っていうセブンティーンファイナルバーニングトルネードパッションを北海道のインディーズシーンを調べる方に向けてしまったのですね。

 

っつっても時代はまだ15年前ですから2003年ぐらいです。ガラケーが今の任天堂ぐらい天下取ってた頃の話で、やれカメラ付き携帯だの16和音だの無料アプリだのツキモチシリーズだのって大騒ぎしてたあたりっすわ。

 

スマホでスイスイネットサーフィン(死語)なんてもってのほかで、パソコンだってまだテレホタイムだのADSLにすると4倍速いぞ!4倍だぞ4倍!みたいなレベルなんで自由に調べたりもできやしない。この辺りの単語で懐かしいと悶えてらっしゃる方がいたら、そういう事です。おめでとうございます。

 

僕長万部だしそれぞれの地方でのシーンとかも全然知らない(知る術を知らない)って事で情報源は主に書店に置いてあるインディーズロックマガジンとか、ちょっと都会のCD屋さんに置いてあるフリーペーパーとかそこら辺から今の旬を漁りまくるしかないので。

 

 

すっっっっかり余談が長くなった。

すんません、話を進めましょう。

 

 

何のフリーペーパーか忘れたけど、とにかくBAZRAの名前をそこで初めて知って、同級生の藤井くんに見せたわけだ。このBAZRAってバンド知ってる?って。

 

そしたら知ってるし何なら友達が音源持ってるから貸してもらおうか?って言うわけですよ。何なのよ。

 

ちょっと俺フリーペーパーとかまでチェックしちゃってアンテナ高いっしょ~意識高いでしょエッヘンぐらいな気持ちで聞いたらあっさり貸してもらおうか?って。オラただの田舎モンでねえか。こっぱずかしったらねえでや。

 

んで、BAZRAのCDを借りて「まあこういうジャンルもあると思って勉強のつもりで」なんてナメた態度で再生ボタンを押したです私。

 

はい、パワーコードとストレートな言葉しか知らなかった私には十分過ぎるぐらい刺激が強かった。なんじゃこのグワングワンブィンブィンする曲調はと。このがなり立てる声と歌詞は一体何なんじゃと。

そこで"グルーヴ"というカッコ良さを知りましたですね私。

 

はい、そんなこんなでいきなり2018年に戻りますよ。

時空が飛び過ぎて脳内風景がスパゲティ状になりそうなのをグッとこらえて下さいね。

 

はい、かれこれバンドやらライブやら好きこのむようになって15年経ちましたが、念願かなってようやくBAZRAのライブ拝見しました。

私にとってのくっそホーム、苫小牧ELLCUBEで。

 

SEが流れている中で各々楽器を手にして最初の一音目に備える。

はい、よくライブである光景ですね。さてさて一発目はと。

 

出音が、あまりに、違い過ぎる。

 

語彙力が著しく低下している中、こうやってツラツラ駄文を書き連ねられているのはまさしく若かりし頃のパッション。今わたし!文章にぶつけてるの!

 

ってなるぐらいライブが良かったのです。

 

いや、こういうバンドってまあ音でかいわけじゃないですか。パンチあるわけじゃないですか。そうなると、多少ギターの高音とかが耳に刺さるわけじゃないですか。

 

脳が一瞬

「ん!でもよくある!許容範囲!」

って0.5秒で切り替わってステージ上のアクションとかに注視するのがまあセオリーじゃないですか。

 

BAZRAの鉄平さんのギターの音、確かに歪んでた。

何ならちょっと潰れ気味ぐらいの。

だのに、高音が全く刺さらない。

 

これは一体何なんだ?と。

 

3人が3人ともバッカテクい。うねる、踊る、派手に、好き勝手。

なのに、絡む絡む絡む。一個の塊になってらっしゃる。

なるほど、その名をグルーヴと申します。と。

 

やっぱり思い出補正とか思春期に聴いた音楽が一番だとか色々ありますけれども今日見たBAZRAは全くの初見であっても化け物だった。そら思い入れのある曲のオンパレードだったってのもあるけど32歳にもなってライブ見て目から塩分がダダ漏れすると思わなかった。

 

図らずも自分でやってるバンドで各々3人のテーマカラーを

赤青緑にしようっつってアー写作って。

BAZRAの最新アルバム名が"Red Blue Green"。

ステージに現れた3人は各々のカラーの衣装を着てる。

刺繍は三代目魚武濱田成夫のロゴ。

 

 

重なる時は、そういうもんだ。

 

 

もうホントに完全なまでの偶然なんだけども、

なんか俺の頭の中でもビジュアルイメージのグルーヴが重なった。

 

体感2分ぐらいの45分間。ステージ前の柵にもたれかかって放心したのは何年ぶりだって感覚で。

 

さっきまでの音の渦は嘘みたいに消えて、打ち上げの準備へと変わるいつものELLCUBEに戻ってた。いつでもこういう瞬間は刹那なのだなと再確認しながら。

 

サボり気味のギターの練習ちゃんとしないとなぁって会場を後にしてフワフワしながら帰路へ(あぶない)

 

でもやっぱりいくら感動してても、人間なんも食ってないと腹は減るわけで。帰りに寄りました。

私にとってのくっそホーム、山岡家へ。

 

 

こんにちは山岡家です。

 

 

券売機でいつもの醤油ラーメンとほうれん草増しのボタンを押し、片目濃いめで最初の一口目に備える。

はい、よく山岡家である光景ですね。さてさて一口目はと。

 

出音が、あまりに、違い過ぎる。

 

語彙力が著しく低下している中、こうやってツラツラ駄文を書き連ねられているのはまさしく若かりし頃のパッション。今わたし!文章にぶつけてるの!

 

ってなるぐらい山岡家が美味かったのです。

 

いや、山岡家ってまあ味濃いわけじゃないですか。パンチあるわけじゃないですか。そうなると、多少塩分の濃さが舌に刺さるわけじゃないですか。

 

脳が一瞬

「ん!でもよくある!許容範囲!」

って0.5秒で切り替わって麺の風味とか硬さとかに意識向くのがまあセオリーじゃないですか。

 

いや、麺もお前、これすっごい小麦粉の香り。これ。

 

ほうれん草増しにしてる分、濃いめでオーダーしてるから確かにスープ濃かった。

だのに、塩分が全く刺さらない。

 

これは一体何なんだ?と。

 

スープも麺も、何ならチャーシューやネギまでバッカテクい。

うねる、踊る、派手に、好き勝手。

なのに、絡む絡む絡む。一個の塊になってらっしゃる。

なるほど、その名をグルーヴと申します。と。

 

やっぱり思い出補正とか生きてて今まで一番食ったラーメンだとか色々ありますけれども今日食った山岡家は全くの初見であっても化け物だった。

 

そうだ、これがとあるバンドマンから聞いた噂のあの店のあの人かと。気になる方は直接教えます。

まあほら苫小牧から長万部への帰りすがらなんで店舗は絞られるとは思うんですけれども。

 

ライブ見て目からダダ漏れした塩分だけ味覚がマイルドになったのか?とすら思った。

 

さっきまで居た噂の店員さんは嘘みたいに消えて、アルバイトの店員さんがいるだけのいつもの山岡家に戻ってた。いつでもこういう瞬間は刹那なのだなと再確認しながら。(シフトの時間来ただけ疑惑だけとあまりにもドラマチックじゃないすか?じゃないすか。そうすか。)

 

グルーヴを感じた後に再度グルーヴを感じるとは思わなかった故に帰り道、すごいスイッチ入っちゃって。

これも偶然なんだろうけど帰りの信号全部青かったし家に着いてからメッチャうんこ出た(きたない)

 

勢いづいてしまったそのテンションで今PASOKONを用いて駄文にて皆様の貴重なお時間を無駄にしている次第です。

 

基本、気が向いた時にしか長文なんて面倒くさくて書かないから、この病的かつハイテンションで長い文章からお察しいただけますと幸いです。以上レポっす。チラシの裏すんません。

 

 

 

 

この文章の締め方も若かりしパッションとグルーヴが溢れ出たという事でひとつどうか。

ダメですか。

 

 

 

黒い生地が真っ白になるぐらい

着込もうと思います。